ASEEDONCLOUD（アシードンクラウド）の、Sankayo cable knit P/O。
今季テーマ『sankayo/サンカヨウ』のお茶会の時に、来客用の防寒ニットとしてデザインしています。
寒暖の差が激しいニューサウスウェールズ州産の、
最高級ラムズウールを使用したクルーネックのケーブル編みニット。
このラムズウールは、生後6か月までのメリノ種の子羊から一度だけ採取される希少な素材で、
非常に柔らかく、肌触りが極めてなめらか。
独特のクリンプ（縮れ）が繊維内に空気を含むことで、温かみも兼ね備えています。
ケーブル編みのデザインは、求心柄（フェアアイル）。
シンプルながらも立体感があり、色の異なる糸を撚り合わせて奥行きのある表情に仕上げています。
カジュアルからきれいめまで幅広いコーディネートに合わせやすい一着。
〔 Ivory / size S 〕 ladies torso
〔 Navy / size S 〕 ladies torso
ASEEDONCLÖUD 2024 A/W - sankayo
18世紀前半“ティーガーデン”という社交の場がありました。
“ティーガーデン”はその名前からも想像ができるように、お茶や軽食を取ることの出来る娯楽施設でした。
それまでは男性しか入れない娯楽施設が主流だったのに対し
男性も女性も子供も入場できるティーガーデンは広々として風光明媚な田園地帯にありました。
ほとんどのガーデンが 4 月から 9 月までの陽気な季節に
身分や階級にかかわらず誰もが訪れることが出来るため
家族連れにも人気があり週末は馬車渋滞が起こるほどの賑わいだったそうです。
時代も場所も違う地で本来とは違う秋から春にかけて移動式のティーガーデンがありました。
それは霧の収集家と言われる人物に国が依頼して
癒しを求める人に対しひらかれる場所でした。
霧の収集家と呼ばれた彼女は新しい場所を開拓し
その時期に癒しの効果の高い霧が多く集められる場所にティーガーデンを開きました。
そして彼女からコーリングカードが届いた人のみがその場を訪れることができたとか…
今回はそんな霧のようなお話。
