forme（フォルメ）の、"BALENA｜バレーナ"。

このモデルは、チロリアンシューズの要素を取り入れつつも、
独自のアプローチをした新しいカタチ。

モカと外羽根を組み合わせたデザインは、チロリアンシューズの伝統的なレザーテープを被せて縫うスタイルと、
外羽根の組み合わせにより、ユニークで洗練された印象を生み出しています。

デザイナーは、通常のチロリアンシューズが現代の嗜好に合わないと感じ、
外羽根を取り入れることでモダンで可愛らしすぎないバランスを追求しました。

特にモカ部分は手縫いで仕上げられており、その波縫いの糸目は手仕事ならではの独自性を生かし、
染めずに白く残しています。
この手法により、モカの独特の質感と風合いが引き立っています。

底周りはスリットウェルトを採用し、4mm厚のミッドソールを追加したダブルソール仕様に仕上げられています。
これにより、快適で耐久性のある履き心地。

また、異なるタイプの靴紐が1足分付属しており、そのバリエーションも楽しむことができます。







ヴァンプ部分には、上品な印象を与える"Hair calf"が使用されていて、
毛足が短く、洗練された佇まい。

キメの細かい上質なバッファローレザー（水牛）の子牛の革。
通常のバッファローよりもシボ感が細かく上品な印象。
ベジタブルとクロムによるコンビ鞣しで、足馴染みがよく、使い込む程に色合いも深くなります。
乳化性クリームで磨くことでツヤが生まれてきます。




グッドイヤー製法でソール全般の交換修理も可能となり、長く育てエイジングを重ねられます。
クラシカル、モード、カジュアルな装いにスタイリングが楽しめます。








ソールは、イタリアのVibram社が製造する日本では珍しい”Tuscany”。

タンクの意匠が端までなく、セットインされたデザインです。
見た目はスッキリしているのに、しっかりとしたタンクソール。

デザイナーがようやく見つけたこのラバーソールは、耐久性や、機能美も併せ持っています。