ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)の、“Shepherd shirt coat”。
インドの羊飼いが着用する伝統的なラバリをモチーフにしたシャツコート。
ウエスト部分にギャザーが施され、清潔な空気を取り入れつつ、不浄を避ける役割を果たします。
ラバリは羊飼いが力仕事をする際に着用するもので、お腹周りに羊に触れることが多く、
羊に邪気がうつらないようにタックを寄せて生地に厚みを持たせたデザイン。
牧人の彼女たちが生活の中で着ている古布をイメージして選定。
オーガニックコットンを日本で特殊な糸に織り上げ、バイオ加工により柔らかく、
ぬめり感のあるヴィンテージライクな風合いを持たせています。
製織と加工は全て日本で行われ、素材の特性を最大限に引き出しています。

〔 Off white 〕

ASEEDONCLÖUD 2023 A/W - kigansai
長期の大規模放牧に従事する人々のことを牧人という
彼らは春になると民衆から依頼され羊、山羊、牛、豚などを渡され
秋まで動物たちを連れて放牧の旅に出る。
冬の間は仕事がなく民衆からは定住を望まれず居場所のない存在でもある
牧人(羊飼い)の子として生まれた二人の少女
一人は世話やきでしっかり者の少女と自由奔放、怖いもの知らずの少女
二人は一緒に生活する羊と会話するために
羊の刈った毛を身に纏い羊たちと対話していた
そんな彼女達の村では森の動物たちを守り神として崇めている
村がいつも平和なのは動物たちが悪い悪霊や魔物を
村に入らないように退治しているからと言い伝えられている
冬をむかえた頃、居場所のない少女たちは
好奇心で守り神に会いたいと思い森に入る
そこでたくさんの動物たちに出会い
動物たちと対話することに慣れていた彼女たちは彼らと仲良くなる
キツツキ、ハリネズミ、フクロウ、ヘラジカ、ウサギ、リス
彼女達は森の守り神達と仲良くなっていった。
そんなある日、森の守り神達は彼女たちに相談をする
なんでも寒い時期になるとリーダーの熊は舟に乗って旅に出てしまうそうで
彼が早く帰って来るように一緒に寒さを追い払って欲しいとのことだった。
彼女達は動物たちと一緒に寒さを追い払うことにした。
色々な魔除けを使い数ヶ月で寒さを追い払うことが出来た。
寒さを追い払うと動物達とお祝いをして、彼女達は村に戻ることにした。
その後、毎年寒い時期を迎えると彼女達は熊に変わって森のリーダーになった。
今では彼女達は村人から守り神の声を聞くことができる
予言者として称えられている。