SUSURI(ススリ)の、2021年春夏に制作したペコラパンツより派生したかたちの ”タピールパンツ”。
2022年春夏シーズンは、力の抜けた中に品を感じさせる印象を与えるアイリッシュリネンツイル。
深みがあって澄んだ色のNavyカラーが馴染みます。
景色一面緑が萌える山の斜面で、悠々と草を食む羊。
それを追う牧畜家をイメージしたかたち。
やや太めのストレートで、ゆったりとしたシルエットを長いベルトで調節しシルエットを整えます。
腰を紐で縛ってとめる簡素なつくりの古いパンツを視覚的に追って、ややハイウエストに。
ほどよく土っぽさ消え、ほのかに艶のある凛としたパンツ。
SUSURI 2022 SPRING & SUMMER
「SPIRAL」
偶然に起こる異なった要素の組み合わせで混じり合ったのちにかたちを変え新しい感覚が産み出される。
今季は、映画"ammonite"の世界より着想を得ました。
石を探し、砕いて、中から見つかった化石を磨く海岸での毎日。
慎ましい生活を送る一人の孤独な古生物学者の女性が、偶然の出会いによって密やかに、しかし激しく感情を変化させていきます。
舞台となる十九世紀の社会における、さまざまな人間の性別に対する考え方の対比と、期せず知り合った二人の人間の思考や身分、住む土地の違いなどの隔たりの対比の、二つの軸を交差させて、情緒的で控えめな表現と肉体的であけすけな表現とを重ねて話は進んでいきます。
化石という過去に生きる人間が、異なる要素との出会いによって反応し、心の奥底で眠っていた感覚が目覚める喜びを知る一方で、過去に死んだものを磨くことで新しい価値をつけることの喜びを見出す物語。
この物語から、"日常の小さな違和感” "過去と現在のつながり"という言葉をイメージして、性別、技術や背景などの昔と今を探して並べて、取り入れたり引き離したりしながら、ヴィンテージショップや蚤の市、写真の中にあるような過去の服の要素と、人の手によってつくられることがわかるテクニックを、現在や近い未来の気分に混ぜて咀嚼してかたちをつくりました。
SUSURI
タピールパンツ
col:Navy
size:1、4
material:Linen100% [contrast] Cotton100%
made in JAPAN
【 1 】
ウエスト:81cm
ワタリ幅:41cm
股上:40cm
股下:68cm
裾幅:26.5cm
総丈:103cm
【 4 】
ウエスト:86cm
ワタリ幅:45cm
股上:46cm
股下:70cm
裾幅:27cm
総丈:106cm
※若干の誤差はご容赦ください。
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採寸の詳細はこちらをご覧ください。
※お取扱いについて※
・タンブラー乾燥禁止
・素材の特性上、ネップやシワ、ヨレや畝があります
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