susuri|ススリ の 実直で飾らない農夫をイメージした ”ピザントコート”
シルエットの丸みと動きやすさ(運動量)を残しつつ、シャープなカット(パターン)を取り入れ、エレガントさを加えました。
シルクとウール糸を繻子織り(しゅすおり/高密度・地厚だが、柔軟性に長け、ほどよい光沢がある)と平織りを組み合わせ、凹凸をつけ、ワッシャーで仕上げた尾州生地。
程よい厚みですので、コーディネートするインナーで調節し、季節の変わり目から活躍できるピザントコート。
風になびき、自然にできたドレープが様になる。
susuri 2020 autumn&winter
「REANIMATION」
ポルトガルを旅したときに訪れた美術館でたまたま開催されていた、Joan Jonas の展覧会。
素直で飾らず、チャーミングで美しい、少しぎこちなくて少し不気味な世界に触れたその瞬間に、心を奪われました。
おとぎ話や小説、儀式など様々な要素を重ねて、別のイメージに落とし込み、パフォーマンスやドローイング、更に立体造形、時には自身の体をキャンバスにして、それを主にヴィデオに収めるその表現は、強く、純粋で、見る者に”感じる”余白を残してくれる。
そう思える自由があってとても惹かれるものでした。
その後、幸運なことに京都で行われたパフォーマンスと展示を観ることができ、実際に動き語ることの生々しさや、厳しい目線、何より自由さを更に分けられた気がしました。
このシーズンは、そんな彼女の作品がもたらしたインパクトから、”日々の旅”をテーマに掲げて歩んできたこれまでを再度見つめ、大切に考えてきたこと、つまり、密やかであることや心地の良い裏切り、時代や性の曖昧さやテンションの緩急など精神の部分と、ヴィンテージやマリンといった過去や固定のテイストからの掘り起こし、丸みと直線の共存や前後の印象の違いにユーモアや意外性を加えるディティールなどカタチづくりの部分。
それらを整理し、今の気分とこれから示していきたい価値観を重ねました。
これまでと、これから。静かに強く再び動き出すための、内側を素直に表したシーズンです。
susuri
ピザントコート (Mens)
col:smoky brown
size:4
material:silk49%、wool46%、nylon5% [lining] cupro50%、cotton50% [contrast] cotton100%
MADE IN JAPAN
【 size 4 】
身幅:73cm
裄丈:93cm
着丈:117cm
※平置きで採寸しております。
※若干の誤差はご容赦ください。
※
採寸の詳細はこちらをご覧ください。
*お取扱いについて*
・タンブラー乾燥禁止。
・素材の特性上、ネップやシワ、ヨレや畝があることがあります。
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